日本人はなぜお風呂上りに牛乳を飲むのか?
お風呂上りに冷たい牛乳が飲みたくなりませんか?
お風呂で温まった体に冷えた飲み物。
最高な組み合わせですよね。
銭湯や温泉などでもよく置いてありますが
そもそもなんでお風呂上りに牛乳を飲む文化が広がったのでしょうか?
お風呂上がりの牛乳には何か良い効果があるのでしょうか?
そんな疑問にお答えしていきます。
お風呂上がりの牛乳はなぜ始まったのか?
さかのぼっていくと時は戦後。
まだ、一般の家庭にはお風呂がなかった時代です。
ですので多くの人々は銭湯に通っていたそうです。
また今ではどこの家庭にもある冷蔵庫も、その頃は普及していませんでした。
しかし、銭湯ではお風呂上りの冷たい飲み物を売っていたので冷蔵庫があったそうです。
そこに目を付けたのが牛乳屋さんです。
栄養食品として牛乳が流行りだした時期でしたが、冷蔵庫の普及していない当時の多くの家庭では、牛乳は朝の配達時に1本だけ飲むことが出来る貴重な飲み物だったそうです。また当時は高価な飲み物だったため毎日の配達は難しくても、余裕があるときに銭湯手に入るなら飲みたい!という飲み物でした。
そしていつの間にか銭湯といえば牛乳といえる存在となってました。
お風呂後の牛乳には効果があるの?
牛乳にはカルシウム、ビタミンA、B1、B2、B12などのビタミン類も多く含まれています。
ビタミンAは、皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
ビタミンB1、B2、B12は、たんぱく質や炭水化物の分解を助けます。
特にB12は造血作用にかかせないビタミンで、風呂上りの貧血症状を抑える効果が期待できます。
カルシウムは、人間の体にかかせない栄養素のひとつです。
睡眠中は血液中のカルシウム濃度が低くなり、カルシウム濃度を保つために骨からカルシウムが溶け出すこともあります。そのため、就寝前にカルシウムを摂取することは重要だと言えます。
また睡眠中は、大人も子どもも成長ホルモンが多く分泌されるので、タンパク質やカルシウムが骨や筋肉を作るのに効果的に働きます。
しかしながら、冷たい飲み物は消化官を刺激し、上手く水分吸収をすることが出来ないことがあります。そのため水分が体内に溜まってしまうためむくみの原因になってしまうこともあります。
ですのでホットミルクなどにして飲むと良いでしょう。
最後に
お風呂上がりの牛乳の始まりには当時の環境が生んだ文化でした。
お風呂上がりの牛乳には様々な点から良いと言えます。
ホットミルクにして飲む方が効果的でしょうが冷たい牛乳の美味しさを知ってしまった私には理屈だけでは変えられなそうです。
それが風呂上がりの牛乳美味しさなのでしょう。